バルドリーノワイン

バルドリーノは、ヴァルボリチェッラのワイン生産地域から道一本隔てた隣の地域です。ぶどうの品種は同じくコルヴィーナ種を 中心としています。でも、味は大きく違っており、ヴァルボリチェッラは海外でも薫り高さが人気であり、 バルドリーノはむしろ豊かな味わいが、 地元イタリアで愛されているワインです。香りは決して強くはなく、微かにスミレを思わせるフローラルなものを感じさせます。 軽い辛口で、適度な渋みの中にバランスのとれた甘みや旨みを持ち合わせ厚みのある味わいです。 鶏肉などあっさりとした肉料理に合います。ヴェネト料理では、いんげん豆とパスタのスープがぴったりです。

ガルダ湖とセラーツアー

バルドリーノのワインツアーでは、ガルダ湖とその美しい村々と景色を楽しみながら、いくつかのワインセラーを試飲ツアーができます。

バルドリーノのワインは、いくつかのブドウのブレンドで造られます。コルヴィーナ、コルヴィノーネ、ロンディネッラ、モリナーラ、そして少量の他のイタリアの品種や国際品種がブレンドされのも可能です。これらは、ヴァルポリチェッラと同じブドウ品種です。この2つの生産地は、アディジェ川の渓谷を隔てて、わずか数キロしか離れていない。しかし、バルドリーノはアマローネや他のヴァルポリチェッラワインとは全く異なるものです。その違いは、もちろん、土質、日当たり、気候にあります。

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バルドリーノの生産地

バルドリーノワインの生産地は、ガルダ湖の東岸です。北限はヴェローナの最高峰モンテ・バルドです。南はポー川平野に、東はアディジェ川谷間に接しています。バルドリーノ生産地の南部は、クストーザワインの生産地と重なっている（クストーザワインについてもっと知りたい方はここをクリックしてください）。西側はミンチョ川とルガーナの生産地域との境界線を示しています（ルガーナワインについて詳しくはこちら）。

バルドリーノワインの生産地の標高は約100〜250mです。土質は主に河川氷河の堆積物で構成されています。数万年前、巨大な氷河がこの地域を覆い、当時ガルダ湖があった盆地を形成しました。この氷河は、ゆっくりと南下する間に大量の瓦礫を堆積させ、湖の周りにモレーンの丘を形成しました。土質は、砂利、様々な大きさの小石、砂、粘土で形成されている。水はけの良い土壌で、ほとんどのブドウ畑で灌漑が必要なほどです。 　ガルダ湖の影響により、気候は一年中穏やかで風通しが良い。 　ブドウの木だけでなく、多くのオリーブ畑も特徴的な風景です。

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バルドリーノワイン

バルドリーノは、1968年にイタリアの原産地呼称（DOC）認定を受けたヴェネト州の最初のワインのひとつです。

バルドリーノの特徴

バルドリーノは明るいルビーレッドで、通常はあまり濃くないが、数年の瓶内熟成の後、ガーネット色になる傾向がある。 香りは芳しく、バラやスミレの典型的な花の香りと、チェリー、ラズベリー、ブラックベリーのフルーティーな香りがあります。ブレンドのバリエーションと熟成のタイプ（ステンレススティールか木樽か）によって、さらにハーブやスパイスのニュアンスが感じられます。 口に含むと、ドライで、バランスのとれたフレッシュさ（酸味）と渋み、そして心地よいビターなフィニッシュがあります。

Bardolino Superiore・バルドリーノすペリオーレ

バルドリーノ・スーペリオーレは、ヴェネト州で初めてイタリアの原産地呼称制度の最高峰であるDOCGの認証を取得したワインである。バルドリーノ・スーペリオーレは、アルコール度数が12度以上で、瓶詰め前に1年以上の熟成が必要である。 典型的な果実の香りと花の香りを保ちながら、熟成に耐え、より複雑さと骨格を表現するワインである。 ヴェロネーゼの伝統的な料理、ロースト、煮込み料理、シチューに最適です。また、熟成したチーズや生ハムとも理想的な相性です。

Bardolino Chiaretto・バルドリーノキャレト（ロゼ）

Bardolino Novello・バルドリーノノヴェッロ（ヌーヴォー）

1987年にイタリアで初めてDOCを取得したヌーヴォーワイン。ブドウを炭酸発酵させて造られる。 バルドリーノ・ノヴェッロは、凝縮したワインらしい香りと、イチゴ、ラズベリー、モレロチェリー、熟したブドウの濃厚な味わいが特徴です。 味はドライでサッパリしており、酸味はあまり感じません。 コールドカット、スープ、魚のフライによく合いますが、特に11月11日のサンマルティンの日に伝統的に食べる焼き栗によく合います。 バルドリーノ・ノヴェッロは、11月6日に発売さ

バルドリーノの食べ物合わせ

バルドリーノは料理と合わせやすいワインです。繊細で軽いワインなので、凝りすぎた料理は必要なく、日常的な料理と簡単に合わせることができます。 通常、アルコール度数はそれほど高くないので、ランチやディナーにワインを合わせるのが好きな人には、最適なワインです。 若いバルドリーノやクラレットは、冷やして飲むことができます。したがって、前菜や魚のフライと合わせて、素晴らしいアペリティフになるのです。 バルドリーノ・スーペリオーレは、ボディのあるワインを必要としない、より手の込んだ料理に合わせるのに十分なストラクチャーを持っている。

この数年、食とワインのトレンドは、非常に骨格のしっかりした、手の込んだ、アルコール度数の高いワインを提唱していました。バルドリーノは、あまりにもシンプルで軽いワインとして、脇に追いやられていた。近年、日常的でカジュアルなシチュエーションに適した、フレッシュで多才な赤ワインがようやく見直されてきた。バルドリーノは、さまざまな場面で、再び人気のワインとなる可能性を秘めているのだ。

バルドリーノワイナリー

バルドリーノの生産には約100軒のワイナリーがあります。その中には、モレーンの丘やガルダ湖の美しい景色を望む、魅惑的な場所にあるワイナリーもあります。多くのワイナリーでは、訪問者を歓迎するために、美しい内装のテイスティングルームが用意されており、典型的なスナックと一緒に完全な見学とテイスティングをすることができます。 　バルドリーノの試飲ツアーによくご案内しているワイナリーをご紹介します。

• Guerrieri Rizzardi（グエッリエ－リ・リッザルディ）
• F.lli Zeni（フラテッリ・ゼーニ）
• F.lli Poggi（フラテッリ・ポッジ）
• Il Casetto（イル・カセット）
• Le Fraghe（レ・フラーゲ）
• Valetti（ヴァレッティ）

ワイン博物館

F.lli Zeniワイナリーには、とても興味深いワイン博物館があります。過去の古い醸造器具が多数展示されています。世界とヴェロネーゼ地方におけるブドウ栽培とワイン醸造の進化を理解することができます。

ワイン試飲ツー

バルドリーノの生産地は、理想的なワインツーツアーの目的地です。ワイナリーでの伝統的なガイド付きツアーやテイスティングと、ガルダ湖でのあらゆる種類の小旅行やツアーを組み合わせることができるのです。ワイナリーに加え、湖の東海岸には多くのオリーブオイル工場があり、モレーンの丘で生産されたエキストラバージンオリーブオイルを味わうことができます。また、優れたグラッパやリキュールを生産する数少な蒸留所もあります。 バルドリーノワインのテイスティングとパノラマツアー、海岸沿いの村の散策、内陸部の小道での簡単なハイキングなどを組み合わせることができます。

ガルダ湖のツアーガイドとして、私たちはより詳しい情報を提供し、この特別な地域とその典型的なワインを知るための完全なツアーを企画することをうれしく思っています。